Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年:あらすじ

映画オタクで映画監督になりたいタイラーは、1982年に公開されるも、余りにも過激な描写ですぐに打ち切りになり、現在はネット上に予告編だけが残っている幻のホラー映画『ヒルズ・ラン・レッド』(血塗られた丘)に、取り憑かれたように夢中になっています。

撮ったコンキャノン監督も行方不明で、謎に包まれた本編を観るのがもちろん目的ですが、失われたフィルムを見つけ出すことによって、ちゃっかり自分が有名になりたいという野望も密かに持っています。

恋人のセリーナは、自分を放ったらかしにして、20年も前の映画に夢中になっているタイラーに、不満を持っています。

探しに探して、タイラーはコンキャノン監督の実娘、アレクサを探し出しました。
しかしアレクサは堕ち切っており、麻薬に溺れながらストリップバーで働く毎日です。

放っておけず、アレクサを強制的に「ヤク抜き」してしまうタイラー。

その頃帰らぬタイラーに対する不満が限界に達したセリーナは、タイラーの親友のラロと一夜限りの関係を持ってしまいます。

タイラーはアレクサを説得し、彼女とコンキャノン監督が以前住んでいた家に、セリーナとラロも伴って一緒に出かけることにします。

アレクサは「父は10年前に死んだ」と語ります。 一行はヒルズ~のフィルムを探すドキュメンタリーも撮りつつ進みます。

『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

道中、ガソリンスタンドで、コンキャノン監督とヒルズ~の話を聞く一行。あまり地元での噂も芳しくなかったようです。

やがて地図にも載っていない山深い村に到着しました。

と、ガソリンスタンドの3人の息子が、突然襲いかかってきました。彼らは、アレクサとセリーナを狙っていたのです。
そこへ、『ヒルズ・ラン・レッド』に出てくる殺人鬼、ベビーフェイスが現れ、一瞬で3人を惨殺しました。そしてタイラーたちも、ベビーフェイスから逃げ惑うことになります――。

『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

【レビュー※ネタバレなし】ああーホラー大好きな人が撮ったんだろうなーて分かるけど、パクリすぎだから('A`)【ヒルズ・ラン・レッド】

まさにまさに、覆面巨体パワーファイター型殺人鬼ダイスッキなオレ得映画!!

キャラ立ち最高。雰囲気最高。程よく盛り込まれたエロも最高。

幼少期のトラウマからか、すっかり荒んでいるアレクサのエロっぷりが本当に素晴らしいです。単に美人ってんじゃなく、ひっじょーにエロい顔をしてるんですね。「性器みたいな顔をした美女」という感じです。金髪も美しい。

『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

話の筋も悪くない。

だがね、何かなんか、物足りなさが残るのよ。

理由のひとつは、「ベビーフェイスを観足りないから」だと思われます。

邪悪な正体最高。寡黙だけど、ジェイソンとかとちがって言葉も話すし、銃もツルハシも使いこなす。残虐な振り切りっぷりも容赦ない。軽くマザコンちっくなのもクソ萌える。

『ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記憶-』2009年

なのに、折角のベビーフェイスたんが描き切れてないんですよ。

前半の、ラロとセリーナがデキちゃうとか、アレクサのヤク抜きとか、ダラダラ時間取りすぎちゃったかなという印象。そんなんいいからベビーフェイスたん無双を魅せてくれよぉ!! オレはベビーフェイスが観たいんだよ!! と思ってしまいます。

そして気付いてしまったのです。
ハロウィンや13金が何故あれ程までに名作なのか、ということに。

ホラースターは、キャラ立ち以上に見せ方が重要だったんですね。常にマイコーの、ジェイソンの、獲物を狙う眼がわたくしを見ている。こう思わせる緊張感こそが恐怖の下敷きだったのだと。そしてその緊張感は、全編を覆っていなければいけなかったのだと。
ビーフェイスたんは、キャラはよかった。あとは見せ方の問題でしたね、惜しい!!

そしてもうひとつ。この件に関しては、大いに苦言を申し上げたい。

いろんなホラーをパクリすぎ。
オマージュなんて生やさしいもんじゃなく、これパクリだから。ヒデェもんだよ。節操なさすぎ。

道中の雰囲気悪いガソスタとか、山の中を逃げ惑うとか。
あたまから血をかぶったおにゃのこがぬおおおと立つなんて、キャリーじゃん。
ラストもなんだよ。マウス・オブ・マッドネスじゃんこんなの。

いろんなホラー名作への愛とリスペクトを全編通して感じる映画ですけれど、ちょっとそこへ寄りかかりすぎではないか。そんな気がしてしまいました。

でも好きです(笑)。いや、好きだから惜しすぎるのです!!

「オレたちの手で、新しいホラースターを生み出してみせる!」
その意気やよし。
だが、オリジナルホラースターを生み出したいなら、ストーリーもオリジナルで勝負しなよ!!
ストーリーてか細部表現か。ほんっとにね、何のパクリなのか一目瞭然てやり方しちゃダメでしょうが。

ビーフェイスとアレクサはめちゃめちゃいいから観てね(笑)。
どっちなんだって感じですけど、ほんとこのモヤモヤ感、感じてみてください!!

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