Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】『フレンズ~ポールとミシェル』1971年

『フレンズ~ポールとミシェル』1971年

『フレンズ~ポールとミシェル』1971年

『フレンズ~ポールとミシェル』1971年:あらすじ

15歳のポールは在仏英国人。裕福ですが、専横的な父親とも、父の再婚相手とその息子とも馬が合わず、クルマ泥棒などをして憂さを晴らしている不良少年です。

一方、14歳のミシェルは画家の父親を亡くし、従姉を頼ってパリに来ましたが、知らぬ間に従姉は結婚しており、しかも夫婦は不仲です。従姉の夫はセクハラまでしてくる始末。

動物園で出会ったポールとミシェルはアルルに出奔しました。そしてアルルの南、カマルグにあるミシェルの父親の別荘で暮らそうとします――。

【レビュー※ネタバレなし】少年少女のままごとのような毎日がまぶしい【フレンズ~ポールとミシェル】

おともだちからプレゼントしていただき、鑑賞。
よかったー!! 居場所のない15歳の少年と14歳の少女が、出奔して何とか二人で暮らしていこうとする中で、現実の壁にぶつかり、子ども同士だった二人がやがて愛し合うようになるお話です。

『フレンズ~ポールとミシェル』1971年

ミシェル役のアニセー・アルヴィナがめちゃくちゃ可愛い! お洋服も70年代風でめちゃかわ。ポール役のショーン・バリーも、ツンツンした不良少年でありながら、隠しきれない育ちの良さを漂わせていてチャーミングです。

何となく、居心地の悪い家庭に帰りたくない。怒られたくない。そういうちょっとしたばつの悪さから、つい外泊してしまい、更に帰りづらくなり、逃げ出してしまう二人。そしてあやうい子ども同士のままごとのような暮らしを始めてしまって、すぐにお金がない、働きたくても仕事がなかなか見つからない、という現実に突き当たります。

少年少女には、それでも大人たちの下へ帰るという選択肢はなく、お互いがやがてかけがえのない存在になっていきます。

『フレンズ~ポールとミシェル』1971年

若すぎるし、ポールの方は捜索願が出ていて追われる身だしで、正式な結婚は出来ないながらも、他人が結婚式をしている教会に正装して忍び込んで、神父さんの言葉を聞きながら、こっそり自分たちも結婚式の真似事をしているシーンがめっちゃよかったー!

大人になるまで、待ってなんかいられない。いますぐ一緒になりたい!
自分も子どもの頃、そう思ったことがあるわたしは、子どもが愛し合って出奔する話がめちゃくちゃ好きだけど、一方で冷めた目で見てもいます。

本作に関しても、父親が死んだのなら、カマルグの別荘はいま誰の所有なの? 電気や水道の誰の契約なの? いくら広大な湿原が広がる田舎町でも、子どもが二人暮らししてたら周囲はあやしむのではないの? ポールがバイトして養ってるけど、このまま何年もそのまま暮らせると思う? とか、いろんな疑問も浮かびます。

でも、こまけぇこたぁいいんだYO!

野生馬の群れが走り、巨大な鷺が舞い降りるカマルグの大自然。生と死が交錯する闘牛場。可愛らしい、小さなおうちと、暖炉の前の浴槽での洗いっことシャボン玉。こんな世界で愛し合う若すぎる二人が、とても魅力的で、息を殺して二人のあとを付いて回っているような気持ちになってきます。

『続フレンズ』も存在しているようですが、何とDVD化されていないとのこと。ちょっと何やってんのーーーーーーー早く出して! てか気になりすぎて続のネタバレもう読んできたけど、ますます観たくなったじゃねーかいいからはよ出せ! と、狂おしい気持ちになっています。

本作なら、いま確認したところ、TSUTAYAに在庫あるみたい。あとAmazonでも1,000円位で買える模様。

少年少女の瑞々しい恋愛ものダイスッキ!な皆さんは、是非一度ご覧になって下さい!!

古い映画ですけど、エルトン・ジョンの曲も最高です!!

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