【あらすじ】映画かよ。Like in Movies 第38話「ラスト・サマー」
ある日、亜美は「去年の冬、何をしたか知ってるぞ!」とだけ記された手紙を受け取ります。
もしかして、あの子……?
映画に出てくるやり方そっくりだったため、その映画、『ラスト・サマー』を大好きな後輩、
潤(うるみ)を呼び出し、あなたでしょうと詰めますが、
「わたし先輩ほど、映画とリアルを混同していませんからね」
と、言われてしまいます。
1年前、わたしたち、何やってたっけ……。
思い出す過程で、映画ヲタ女ふたりは、次第に暴走しはじめ……!?
【レビュー※ネタバレなし】映画かよ。Like in Movies 第38話「ラスト・サマー」
怪文書が勝手に「うしろめたい事件」を作り出す
はははは、おもろー!🤣🤣🤣
第35話「ミッドナイトラン」、第37話「フランシス・ハ」と、
ちょっと真面目回が続いたあとで、やや短尺のドタバタコメディがきて、
映画かよ。マニアとしては、
ひっさびさに初期映画かよ。の空気感を味わうことができました!!
シーズン3のシリアス回でファンになったかたは、どう思うか、とても興味深いところです。
今回、非常に面白いなーと思ったのは、
「脅迫?? ふざけんな! こっちはなんもしとらんわ!」
と、ふつーの感覚で、ふつーに思ってたのに、だんだん
「自分では気付いてないけど、何かやらかしたんじゃないか?」
「いや、よく覚えてないけど、クルマで人を轢いて隠したっけ?」
みたいな気持ちになってくるところ!!
んなわけねーだろ!!🤣🤣🤣
その事実確認に、警察署に駆け込んだりしたら、完全におかしな人だって!!
かくも怪文書は、人の心を掻き乱すものなのです。
絶対もらいたくねー!
出してみたくはある!w
そして今回も、クセつよ人物の登場
で、1年前の同日、自分が何をしていたか
気になって仕方なくなった亜美と潤は、ありとあらゆる手段で
1年前の行動を把握しようとしはじめます。
で、潤が取った驚きの行動は、
8年越しの自分のストーカー、安岡に、当時の記録を提出させること!!
8年越しのストーカーと聞くと、驚いてしまいますけれど、
この安岡氏、めちゃめちゃいい人感が溢れております。
実際、「警察に届けないの!」と仰天する亜美に、潤自身も、
「だって人畜無害だし。わたしの生活の邪魔しないし」
と、言い放って、利用すらしている様子。
しかも、問題の1年前の日、途中で見失ったという安岡に、
「こんなことになったの、安岡のせいでもあるんだからね。
あんたが見失ったりするから」
と、仰天の責任転嫁までかます始末! 強いぜ、潤ちゃん!
そして、潤ちゃんがドS言動を繰り返すたびに、
心の底から、
安岡さん、報われてほしいという気持ちが溢れ出し、
「え、わたし、どうしたの……安岡さんに対するこの気持ち……
まさか………………トゥンク……///」
と、怪文書を受け取ったのと同じくらいに、心が千々に乱れてくる。
何これ。ストーカーを応援したくなるなんて、初めてなんですけど。
何これ。これが映画かよ。の怪演俳優の真髄か!!
ほっこりストーカーという新人種が、爆誕した瞬間でした。
真犯人は誰? そして二人は危険な捜査に
手詰まりになった亜美は、いつものようにミノルに相談し、
そしていつものように、ミノルの珍提案のおかげ(?)で、
危険な犯人探しにミスリードされてしまいます。
迫り来る(というか、自身で突入してしまった)危険を、二人は回避できるのか
そして、怪文書を出した真犯人は、一体誰なのか……
是非ご覧になって、確かめてください!