Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】『SUSHI GIRL』2012年

『SUSHI GIRL』2012年

『SUSHI GIRL』2012年

『SUSHI GIRL』2012年:あらすじ

その日は6年間の服役を終えたフィッシュの出所日でした。フィッシュはダイヤモンド強盗事件を起こし、ただ1人逃げ遅れて逮捕されていたのでした。

かつての強盗団のリーダー、デュークは、フィッシュの「出所祝い」の準備をしています。デュークは長身で威圧的、そして羽振りの良さそうな黒人男性です。廃屋と化していた中華料理店を買い取り、「女体盛り」を作らせています。「お前はただの「皿」だ。何が起こっても、何も聞こえないし、身じろぎもしてはならない。分かったな」裸の美女に言い聞かせるデューク。

そこへ、かつての強盗団メンバーが続々と集まってきます。
お喋りクソ野郎のクロウ、プロレスラーのような直情ゴリラタイプのマックス、スラリとした東洋風のイケメンのフランシス。彼らは何故今になって集合をかけられたのかいぶかっていましたが、デュークが本当の目的を話し始めると、途端に色めき立ちました。

実は6年前の強盗事件の際、逃亡に失敗しかかった彼らは、折角奪ってきた大量のダイヤを紛失してしまっていました。ダイヤを詰め込んだカバンを持つ役割を、当時フィッシュが担当しており、フィッシュが逮捕される直前に何処かに隠したのではないかと疑っていたのでした。
フィッシュを拷問して、必ずダイヤの在り処を吐かせようと気炎を上げるクロウとマックス。その様子を見て満足そうなデューク。悪事からとっくに足を洗い、妻子持ちになっていたフランシスだけが、浮かない顔をしています。

そこへフィッシュが到着し、目の前の女体盛りとかつての仲間の全員集合に驚きますが、デュークに促されて、恐る恐る席につきます。

『SUSHI GIRL』2012年

ぎごちない雰囲気の中、食事が始まりました。女体盛りを挟んで、悪党たちのそれぞれの思惑が飛び交います。罠にかかったフィッシュの運命は如何に。そして消えたダイヤは一体何処に――。

【レビュー※ネタバレなし】あーん、暴力、ちゅっき!!(*´ε`*) 密室暴行ドグサレムービー!!【SUSHI GIRL】

いやー。最高!!
ドグサレ暴力映画大好きトリッチ、狂喜のスタンディングオベーション!!

ワクワクするようなドグサレ舞台設定。シノワズリーとジャパネスクごっちゃ混ぜの悪趣味東洋趣味。
ちまき締めた千葉真一が寿司職人で、女体盛り作成!!
密室、裏切り、疑心暗鬼、そして容赦ない暴力描写!!

『SUSHI GIRL』2012年

悪党共は、哀れフィッシュを椅子に縛り付け、タイマーをセットして順番に拷問を加えていきます。お箸を膝に、スッコーンとトンカチで打ち込む!! 臭そうな脱ぎたて靴下に酒瓶を詰め込んでガッシャーン!したやつで、両ほっぺたを殴りまくり!! アイタタタタイッターーーー文字通りボロボロになってくフィッシュ可哀想!!

『SUSHI GIRL』2012年

出演陣が無駄に豪華。

威圧感たっぷりのリーダー、デュークは、『キャンディマン』トニー・トッド。相変わらずいい声ですねええええ この人は話し方と声が最高と思いました。

ゲイでお喋りクソ野郎、イヤな奴の権化みたいなクロウは、何とマーク・ハミル
そう!! オレたちのルーク・スカイウォーカーですよ奥サン!! 老いて太ってかつての面影ゼロ!!
こんなマーク・ハミルに幻滅するかたは少なくないと思いますが、喜々としながら凄惨な拷問を続ける素ン晴らしいドグサレ演技に、不肖わたくし
「ええ役者にならはりましたなぁ」
とただただため息が漏れました!!

『SUSHI GIRL』2012年

『SUSHI GIRL』2012年

東洋風のイケメン、フランシスはジェームズ・デュヴァル。トリッチ大好き『ドニー・ダーコ』で、銀色うさぎの中の人やってた人ですね!! こんなところで会えましたね!!とトリッチ大興奮!! 東洋風に見えましたけど、このかたはインディアン系らしい。成る程。鼻が高すぎるけどとんでもないイケメンです。ストライプのシャツがとってもセクシー。

『SUSHI GIRL』2012年

ほんで物語のキーパーソン、ちょっと頭髪がさみしい感じのフィッシュはノア・ハザウェイ。そーですそーです、『ネバーエンディング・ストーリー』のアトレイユじゃないですか!!
何と本作『SUSHI GIRL』で、18年ぶりに役者に復帰なさったそうです。
アトレイユ!! お前もこんなにドグサレて!! 何かもう感無量ですね。

ハッキリ言ってしまうと、映画としてはちょっと詰めが甘い。うるさ型の人はガタガタ文句言うところでしょう。

でも、そんなヤツらの意見なんてどーでもいい。
こまけぇこたぁいいんだYO!!

アイタタ、イッターーーの最高の暴力、クロウことマーク・ハミルのクソ野郎っぷり、まちがったゴージャスセクシー東洋美術っぷり、あーんトニー・トッドとジェームズ・デュバルせくすぃー!! 女体盛りウッヒョー!! これらが存分に楽しめたので、100点!! トリッチ・メーター100点です!!

あーん、暴力、ちゅっき💖💖💖
あーん、妙ちくりんムービー、ダイスッキ!٩(๑´3`๑)۶

みたいな、トリッチとご同類のかたのみ、めくるめくばかばかしさと胸スカ体験に、全身で飛び込んでいってください!!

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