【あらすじ】映画かよ。Like in Movies 第54話「トワイライト」
美帆が玲司と屋外で話しています。
どうやら美帆は、亜美の誘導により、トワイライト・サーガ、つまり映画『トワイライト 初恋』のシリーズにはまってしまったようなのですが、玲司に
「気を付けなよー! トワイライトには魔力があるから!」
と言われて、「は、はまってなんかないわよ!」と抵抗をしている模様。
実際美帆は、ヲタ活なんかをしている場合ではなかったのです。
美帆には、司法試験に合格して弁護士になり、最愛の男、リッチーの弁護をするというミッションがあったからです。
しかし、美帆の意志とは裏腹に、トワイライト・サーガの恋物語が、あたまから離れません。
自宅ではつい再鑑賞してニヤニヤし続けてしまうため、一念発起して「ホテルに缶詰」で受験勉強に励む美帆でしたが……!?
【レビュー※ネタバレあり】映画かよ。Like in Movies 第54話「トワイライト」
トリ得回キタコレ。もー、好き!! キャインキャイン!!
やったー!! 美帆ちゃん主役回!!
しかもテーマが「急にドはまり」、ホラー展開もありときたら、 完全なトリ得回!! ちょう待ってた!!
クソヤベぇ、ハァハァ最高かよ!!
と、あまりのぶちあがりに、つい言葉遣いがおげれつになるトリッチですが、
こうなったらもうネタバレ全開で語るしかないでしょう。
「ネタバレなしで観たくなるように語るのが良レビュー」????
クソ喰らえでございますわ。
好きなもんを語りてぇように語るのがレビューだろ??
あん????
てな訳で、今回のレビューはトリッチのキモヲタ全開回です。
読みてぇやつだけついてきな!!!!
ドはまり。それは人生に数度の奇跡
幾多の映画ヲタどもが跳梁跋扈する映画かよ。Like in Movies世界ですが、美帆ちゃんは「非ヲタ」代表キャラです。
恋愛至上主義者であり、根っからのエピキュリアンである美帆ちゃんですが、実はミノルや亜美などの度を越したヲタどもとは一線を画しており、かつてはバリキャリの高収入(多分。明言はされていないが、行動や持ち物のそうである様子が度々描かれている)、そして現在は、服役中の最愛の恋人のため、ロースクールで学びつつ法律事務所でパラリーガルとして勤務中であり、常識のある人間として描かれています(ただし、男絡みのときは除く)。
第37話「フランシス・ハ」では、韓国ドラマが大好きであると明かされていましたが、それでも「コンテンツとして楽しんでいる」だけで、良識の範囲は超えていませんでした。
そんな美帆ちゃんが、今回、亜美から『トワイライト 初恋』を貸されたことにより、トワイライト・サーガにドはまりしてしまう。
そのはまりっぷりや、壮絶なものがあり、寝ても覚めてもあたまの中がトワイライト一色だし、ブームが去った昨今では入手困難になりつつあるグッズが欲しくてたまらないし、何より大事な司法試験のための勉強をしなければならないのに、気が付けば再鑑賞しているし、何なら最初から最後まで一気見する「トワイライト・マラソン」を、1週間で3周してしまう始末です。
美帆ちゃんは、勉強のためにトワイライトをあたまの中から追い出さなくてはならないし、何より亜美やミノルのようなヲタだと、自分のことを思いたくない。
そのため、身をもぎ剥がすようにして、トワイライトから離れようとしますが、グッズありの情報を入手すればジョギングの途中でも立ち寄ってしまうし、ハードコア・トワイライターに出会えば、彼らの催すトワイライト・パーティーに行きたくなってしまう!
分かる、分かるよ美帆ちゃん!!
あたまから離れないよねッッッッ!!
トリッチから一つだけアドバイスさせていただけるとすれば、魂を丸ごと持っていかれるようなドはまりって、実は人生に数度しかない奇跡だから、抵抗せずに身を任せてしまった方がいい。
これはもう事故だから仕方がない。
こんなにはまったのは、オレのせいじゃない。
推しのせいなんだッッッッ!!!!
なので、存分に推しにうつつを抜かしましょう。
じんせいの意味は、むしろそこだけにあると言っていいッッッッ!!!!
真性エピキュリアンのオレの美帆なら分かるだろぉ!?
キャインキャイン!!!!!!!!!!!!!!!!
てな訳で、今日もわたくしは、美帆ちゃんの味方です。
しかも今回、さすがだな~と思った点は、美帆ちゃんは、推しLOVEとやるべきことの折り合いを、自分なりにしっかり付けたということ。
いやそうじゃない。
「折り合いを付けた」というと、どちらに注ぐエネルギーもセーブしたみたいなニュアンスになっちゃうけど、推しLOVEという強烈なガソリンを、やるべきことに向けてフルスロットルで離陸するという、実に理想的な解決を見出します。
わたくしが常々語っている通り、美帆ちゃんの最大の魅力は、ぶっ飛んでいるようでいて、実はものすごく良識も常識もある大人であり、社会人であるという点です。
いい男を見つけると、記憶喪失の犯罪者であろうと拾ってきて同棲しようが、男を選んで女ともだちにヒデぇ態度を取ろうが、いい男見つけると「これは……恋!」ってすぐなっちゃおうが、自分自身を粗末にすることは決してしないし、やるべきことを忘れて後悔するようなこともない。
ここが、わたしが美帆ちゃんを「心から信頼できる」と思う点なのです。
え、なんで????と思うかたも多いことでしょう。
分かってくれなくて一向に構いません。構うもんですか。
わたくしにとっては、こういう人が、最も信頼に足る人物である、ということを申し上げたかった。
そんな美帆ちゃんを、今回も「オレのRISA」ことRISAさんが熱演しておられます。
RISAさんは、お着物も似合うしっとり美人ですが、実は運動神経抜群で、ダンスもめちゃくちゃお上手なのですが、今回のシャドーボクシングには本当に驚きました!!
一日二日の練習で、あんなに様になるシャドーボクシング、できないよね????
もしかしてちょっとやってた????
今度ファンレターで質問をしてみる所存です。
美帆の素敵な相棒になりそうな玲司クン再登場!
今回うれしかったのは、第50話「キューティブロンド」にて、美帆の恋敵として登場した玲司クンと、また会えたこと!
いいよね、玲司クン。
スッと首が長くて、しなやかな印象で、佇まいがとても美しい。 その上、性格の良さがにじみ出ていて、美帆ちゃんが打ち解けた理由をすんなりと理解できる好青年を、田中涼さんが演じておられます。
リッチーを挟んでの三角関係ながら、不思議な友情を築いている二人が、わたくしはとても好きなので、玲司クンもレギュラーメンバーとして、今後もどんどん出てきてほしいです!
玲司クンが好きな映画とかも、知りたいよねー!
度を越したヲタどもも楽しい今回のエピソード!
一方、いつもの亜美とミノル、そしてニューフェイスの映画ヲタも、楽しいシーンを見せてくれます。
美帆ちゃんが、普段仲良くしつつも「私はあんなヲタどもとはちがうぜ……」と思っている亜美とミノルですが、今回は美帆ちゃんの葛藤シーンで、まさかのホラー要員として大活躍しています。
これが可笑しくてたまらない!!wwwwww
ナカマ、ナカマ、ナカマ………………やだ、こわ!!wwwwww
これ、「オレたち仲間だね……」という悪魔の囁きだとしても怖いけど、ミノルコールだったとしたらどう??wwwwww
みんな覚えてるか知らないけど、ミノルって「仲真実」だからねwwwwww
あんなうつろな表情と声で、「ミノル、ミノル、ミノル……」の意味でコールしてたとしたら、美帆ちゃんは発狂してしまうことでしょう。
そして、美帆が出会うトワイライター、あじの純さん演じるほのかさんも、オモロー!!
ちょっと、駒谷監督は、なんでこーゆー「移り気ヲタ」のこともよく分かるの!?w
居るんだよ、こーゆー移り気ヲタ!!
はまってるときは、周囲の視線も迷惑も顧みず推し一色、推し関連の交流の場にも積極的に参加するし、推しTシャツとかもどんどん着ちゃうし、妄想を語るのも好きだし二次創作もしちゃうし、「お布施」という名の散財も厭わないけど、
突然推しが、コロッと変わる。
そして変わったら、元推しにはもう振り向きもしない。
黒歴史として封印するとかじゃなく、ほんっとーに、もう1ミリたりとも興味なくなっちゃって、無関心そのものになっちゃう。
むちゃくちゃ楽しそうに生きてるけど、軽薄そのもの!みたいなヲタを、あじのさんはもう見事すぎるほどに演じておられて、「あじのさん自身もこーゆータイプのヲタなのではないか」という、あらぬ疑いを抱いてしまう程でした!!
さーさー寄ってらっしゃい見てらっしゃい、典型的ヲタから移り気ヲタ、そしてヲタの目覚めを認めたくなくて抵抗するヲタまで、よりどりみどり!
キミはどんなヲタ????
是非本編を見て大笑いし、共感してきてください!!