Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】『甘い毒』1994年

『甘い毒』1994年

『甘い毒』1994年

『甘い毒』1994年:あらすじ

ブリジットはちょうぜつ美人のクソビッチ。

悪事の才能が傑出している彼女は、夫で医師のクレイに処方箋薬の横流しで70万ドルを作らせることに成功しました。

『甘い毒』1994年

取引の成功に喜ぶドグサレ夫婦。
しかし、ふとした弾みからクレイがブリジットにビンタしてしまい、そのお返しよとばかりにブリジットは70万ドルを持ち逃げしてNYから逃亡、田舎町のベストンに潜伏してしまいます。

探偵を使ってブリジットの居場所を突き止めるクレイ。
金を返せ! イヤよ離婚して。
ドグサレ夫婦の攻防戦の火蓋が切って落とされます――。

【レビュー】映画史上最高のクソビッチヒロイン、ブリジット降臨!!【甘い毒】

『アンセイン』のソーヤーちゃんに熱狂していたわたくしに、映画好きのおともだちが「クソビッチ祭りしてるんならサイコーのクソビッチ映画あるよ!」と教えてくれたので、大喜びで鑑賞してみました。

本作をひとことで言うなら、最の高。
いやーーーーー悪女もの最高峰ですねこれは。

リンダ・フィオレンティーノ演じるブリジット、最初から最後まで最高のクソビッチっぷりを魅せつけてくれます。

NYでの仕事がまずヒドい。
投資を持ちかけて記念コインを売りつけるというインチキ稼業。

鏡文字を書くのがうまいという設定も、イカサマ師っぽくて非常によきよき。

ビル・プルマン演じる、医師の夫クレイには、処方箋薬を横流しさせ、潜伏先のベストンの純情男、マイクのことは「指名ファッ○」呼ばわりして利用し尽くす!!

悪徳医師でドグサレ夫のクレイも非常によかった。
甘いマスクの優男なれど、絶妙に下卑ている!
彼はブリジットのことをよく分かっているので、潜伏先で彼女が使用中の偽名もすぐ見破ってしまうし、いい勝負を見せてくれます。
反目し合ってるけどお似合いカップルという感じで非常にチャーミングです。

ジャケ写は妙にミステリーっぽいですが、スタイリッシュにコミカルに、テンポよくストーリーが転がる軽妙なノワール映画でした。もうこのワクワク感、皆さんに是非味わってほしい!! サントラのジャズも最高です。

サイテーなんだけど、最高に美人でセクシー。
そんな彼女に、アホな男たちがどんどんヒドい目に遭わされていく。
この様がとっても面白く、途中何度も爆笑しながら観ることになりました。

『甘い毒』1994年

衝動的にマイクと一夜を過ごしたあと、彼の家の冷蔵庫を勝手に開けて、「マイクへ。おばあちゃんより」とメモが付いていた手作りパイに吸い殻をねじ込む。
まんまと管理職として就職した潜伏先の会社で、「あー!」とマイクと再会、バーンと男子トイレにマイクを叩き込んで「あんた何でこんなとこにいるのよ??」と、言いつつ、男子トイレで平気で用を足す。

『甘い毒』1994年

 

クレイが送り込んで来た探偵さん2名も悲惨な目に。

ともかくブリジットと関わる男たちは、下心があろうとなかろうと、ものすごい酷い目に遭うことになるので、うはははは!と笑いが止まりませんでいた。

不肖トリッチ、断言いたします。「クソビッチは癒やし」です。

彼女たちがスクリーンで大暴れしているのを観てさえいれば、自律神経が整い、心に平和が訪れ、日々のストレスや軽度のトラウマくらいなら、爆笑と共に空気中に霧散してしまうことでしょう。

そんな尊いクソビッチの中でもとびきりのクソビッチ、ブリジットなら、来年いっぱいあなたを日々の憂鬱から護ってくれるにちがいありません。

騙されたと思って、是非一度本作『甘い毒』をご覧になって、爆笑しながら今年の憂さを晴らしてしまいましょう!!

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