Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】『ヴィジット』2015年

『ヴィジット』2015年

『ヴィジット』2015年

『ヴィジット』2015年:あらすじ

ロレッタは2人の子どもを育てるシングルマザー。
子どもたちは姉のベッカと弟のタイラーです。

反対を押し切って駆け落ち同然で結婚したロレッタは、両親とは15年間も絶縁状態です。

ある日、ネットで彼女の消息を知った両親が連絡を取ってきます。
で、1週間、2人の子どもたちがロレッタの両親、つまり2人の祖父母の家に泊まりに行くことになります。

今回の旅をドキュメンタリーとして撮ろうとする姉弟
ペンシルバニア州メイソンビルでは、祖父母が暖かく姉弟を迎えてくれました。

しかしその夜から、姉弟は奇妙な体験をすることになります――。

『ヴィジット』2015年

【レビュー※ネタバレなし】不穏な臭いの高齢者ホラー! 最高!w【ヴィジット】

M・ナイト・シャマラン監督作品初体験!(^皿^)
もうね、めっちゃワックワクしました。ちょう大好き本作!

最初の夜から、ババアが徘徊しながら、ゴッゴッゴッゴエーーーッビシャッ!って家中にゲロを吐いて回るという奇行を目撃してしまう姉弟

対するジジイは使用済みうんこまみれおむつを、庭の隅の小屋にめちゃくそため込んでる。そして道行く人に突然いちゃもんをつけてケンカを吹っ掛ける!

『ヴィジット』2015年

床下で子どもたちがかくれんぼしてると、ババアが髪振り乱して追いかけてきて、立ち去り際に笑顔でハミケツを見せ付ける。

もー何なのwwwwwww おかしすぎる、不安すぎる!!

なんだろこれ、スゲーデジャヴ感じるわ。

もうね、臭いですよ臭い。臭いを感じるの。
老人しか住んでない家の独特の臭い。

『ヴィジット』2015年

妙に早い就寝時間。とはいえこっちは眠れないから、じっと寝静まった家の空気を感じていると、なんか起き出してきた老人が、奇怪な行動をしている。

あー知ってるわこの感覚。

ここで唐突にトリッチの思い出話になる訳ですけども、わたくしの母方のばあちゃんスゴかったのよ。完全なるアル中。

ほんで相当変わってた。

未就学児の孫を預かってんのに、ふっとスイッチが入ると、突然フラッと家を出ていってしまい、何時間も帰って来ない。
で、戻って来たとき、しらふだったらまだましで、大抵は壮絶に酔っ払って前後不覚になってる。

当時、じいちゃんはまだ定年退職前だったから日中は仕事してて、夕方戻って来てばあちゃんの有様を見て激怒! みたいなことが、何度も何度もありました。

あの頃の、祖父母の家の、老人しか住んでない家の臭いとか、ばあさんの奇行が不安でたまらなかったこととかを、めっちゃくちゃ鮮明に思い出して、ウヒャーこれたまんねーな!!と、興奮してしまった次第であります。

もしかしたら、シャマラン監督の身近にも、こういうちょっと扱いにくい老人が居たのではないか。そんな気がしてしまいました。

もーね老人宅の、何かこう何処となく薄暗い感じ、臭う感じ、それから老人その人がヘンで、子どもが不安でいっぱいになる感じの生々しさがたまらなくよかったです!!!

わたしはあんま映画観てない方なんで、シャマラン監督の他作品知りません。
なので、シャマラン監督作品を観てるほかのかたのように、鑑賞中に本作のネタバレに気付くことはありませんでした。

なので、最大のネタバレには心の底から戦慄!!!
ウギャーーーーーやめて!! ちょ、待てよ、イヤーーーーーーー!! ちょっと姉ベッカ!! この期に及んでそこでカメラ回す!?wって部分はちょっとツッコミ入れたくなりましたが、もーーーークライマックスも非常に怖くてサイコーでした!!

弟タイラーへのベチャ!は可哀想すぎて爆笑wwwwwww

個人的なトラウマ回顧興奮(*´Д`)ハァハァから、怒濤のクライマックスへ!!

あーもーサイコーにカタルシスありましたね!! 『ヴィジット』最高!!
こういう映画体験がしたかったんです本当に有難うございました!!
高齢者ホラーサイコー!! いいぞもっとクレ!!!!

シャマラン監督の他作品も、順次追っていきたいと思います!!

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