- 【あらすじ】映画かよ。Like in MoviesLike in Movies シーズン2 映画祭エピソード「見知らぬ乗客」
- 【レビュー※ネタバレなし】映画かよ。Like in Movies シーズン2 映画祭エピソード「見知らぬ乗客」
【あらすじ】映画かよ。Like in MoviesLike in Movies シーズン2 映画祭エピソード「見知らぬ乗客」
旧友はすみんこと蓮見から、相談事を持ちかけられるミノル。
会ってみると、蓮見はすっかり落ち着きをなくしていた。
事情を聞き出してみると、
「新幹線の中で出会った怪しい男=サイコフェイスから、交換殺人を持ちかけられて困っている」
というのだ!
手に余ったミノルは、いつものようにヲタ友亜美に相談するのだった。
そして亜美から「そのサイコフェイスに会ってみればいいじゃない!」
と言われて、三人で会ってみることに。
で、会ってみると、どうも事実は蓮見が言っていることとはちがっていて……!?
【レビュー※ネタバレなし】映画かよ。Like in Movies シーズン2 映画祭エピソード「見知らぬ乗客」
例によって怪演の光るゲスト陣
面白かったーーーーーーさすがコンクール出品用に作られた作品というだけあって、話がおおごとだわ!
いつものように、映画ヲタたちがわちゃわちゃやってるだけでなく、
交換殺人、そしてピストルという物騒なものも紛れ込んできています。
そしてゲスト俳優たちの怪演も光る!
ミノルの友人、はすみんに、新幹線の中で突然交換殺人を持ちかけてきたとされる「サイコフェイス」氏
表情が完全にイっちゃってますwww
でも実は、真にヤベぇのは、はすみんの方なのでした(笑)
はっきり言って、単に映画ヲタでは済まされない領域に踏み込んじゃってます。
ヒッチコッキアン以前のもんだい。ダメです。
こんなやつを止められない周りもダメだし、
押し切られて物騒なブツを与えちゃうミノルもダメ!
大事件起こされたらどーすんの!
周りが甘やかすからサイコになるんだろう
と、呆れ果てたわたくしです。
トリッチ、オトを大いに語る
お話の本筋に関しては、ここまでにしておきましょう。
他のレビュアーさんたちも書いていらっしゃいますしね。
トリッチが語りたいのは、オトに関してです。
トリッチ、オト、スンゲー大好きなんだよね!!
オトって見てると、
うひょああああもうダメ、許して!!
って、のたうち回りたくなる。恥ずかしいやらかなしいやらで。
でも大好き。
なんでかっていうと、トリッチそっくりだから。
同類相憐れむ、ってやつなんです。
オトがどんな人物かが、はっきりと分かるエピソードは、以下のものです。
映画かよ。第6話「ニキータ」Like in Movies Ep6 La Femme Nikita
映画かよ。第21話「ノマドランド」 Like in Movies Ep21 Nomadland
映画かよ。第33話「リンカーン弁護士」 Like in Movies Ep33 The Lincoln Lawyer
映画大好きだけど、ミノルや亜美ほどは観てなくて、
「ええーーーっ観てないのぉぉ!?」とか言われると、
「どうせ観てませんよ」といじける。
そのくせ、
「ボク、単館上映ものが好きなんですよねーシネコン系よりも」
とか言っちゃう。めんどくさっ!
可愛い女の子に弱く、でも、なかなか好きと伝えられないくせに、
なんかちょっとへんなことをしようとして失敗したり、
伝えられないうちに、好きな子に恋人が出来て、黙って諦めたり。
へんにロマンティストで、無責任に憧れを抱いて、
憧れのままに突っ走って、
関わった人に迷惑をかけたり、
関わった人に情が移って胸がズキッとしたり。
こういうオトの、これでもかと描かれる情けない部分を見せ付けられると、
もうやめて!
トリッチのライフはゼロよ!
ってなるんですが、
この自分と同類の情けなさが、はずかしくてかなしくて、いとしい。
わたくし自身、ミノルみたいな振り切った映画ヲタには絶対になれないし、亜美ちゃんみたいな、竹を割った性格かつ好きを追い求めるストイックヲタには絶対なれない。
たぶんわたくしは、何となくじぶんの感性に引っかかるものを、しょぼしょぼと、少しずつ見続け、ミノルや亜美みたいな豪快なヲタに憧れと嫉妬を感じつつ、生きていくんだろうなって思います。
ほらね、オトそっくりやん!!
で、「見知らぬ乗客」のオトですが。
あいかわらず、ブレまくっているところが、めちゃくちゃよかった。
オトはミノルや亜美みたいな、豪快なヲタにはなれないけれど、
やっぱり彼なりに映画がちょう大好きで、
観るだけに飽き足らず、作る方にもなんか関わりたい気持ちを持ち続けている。
亜美は、観る方に集中している。
ミノルは、かつて役者をしていたことが旧作で明かされている。
しかし、オトはブレブレだ。
リンカーン弁護士や、杜さんが出てくるエピソードでは、脚本を書いていることが示されているが、本作「見知らぬ乗客」では、最近演技のクラスを取った、と明かされています。
ストイックな人なら、「オトーーーーーーーお前何がやりたいんじゃ」って怒っちゃうよなぁ。
でもわたくしには、このオトのブレブレっぷりが、とってもよかったです。
映画が好きすぎて、観ているだけじゃ満足出来ず、何かしら自分も製作側に関わってみたい。
でも、何をするかは未定。
ここが、もーーー何というか、めちゃめちゃリアルで、うわぁてなりました(笑)
オトが活躍する回は、わたしにとっては神回が多いんです。
本作も、相変わらずブレブレなオト、そして
「倒れて、はやく倒れて!!」って、プラカードで指示を出したくなるような空気読めないっぷりが、大変よろしかったです。
これからも、もっともっと、あたらしいオトが見たいなぁ!!( ^ω^ )
そしてまた、存分にトリッチをキリキリ舞いさせてほしいのです!!